野球ユニフォームのルールや規定を「公認野球規則」から徹底解説! | ブログ | 野球ユニフォーム UNIO
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2016.12.23

野球ユニフォームのルールや規定を「公認野球規則」から徹底解説!

いろいろとルールが細かくて難しい野球というスポーツは、ユニフォームに関しても様々なルールがあります。草野球チームの創立などでユニフォームのオーダーを考えているという方は、一度ユニフォームのルールも簡単に確認しておきましょう!

「公認野球規則」とは?

日本の野球のルールは、「公認野球規則」というものによって制定されています。この規則は、試合の進行からユニフォームや道具に関することまで細かく規定する「野球ルールの教科書」とも言えるもの。日本の野球界はこの規則を基本として、それぞれの野球団体で独自のルールが設けられている構造です。詳細な部分は所属する団体のルールも確認してみてください。

この記事では、2016年現在の公認野球規則を収録した下記の書籍から、主なユニフォームのルールを抜粋して紹介していきます。

引用元:『公認野球規則 2016 Official Baseball Rules』(編集:日本プロフェッショナル野球組織/全日本野球協会、販売:ベースボール・マガジン社)8p-9p「3.03 ユニフォーム<1.11>」より

ユニフォーム=必ず全員が同じものを着る

ユニフォームとはまず「全員が同じものを着る」ということが大前提。規則には以下のように明文化されています。

“同一チームの各プレーヤーは、同色、同形、同意匠のユニフォームを着用”
“自チームの他のプレーヤーと異なるユニフォームを着たプレーヤーは試合には参加できない”
“アンダーシャツの外から見える部分は、同一チームの各プレーヤー全員が同じ色でなければならない”

他のチームのユニフォームを着用することはもちろん、マークの色など一部だけでも他のメンバーと異なるデザインや形のユニフォームは認められません。アンダーシャツの色も統一するように記されていますね。

背番号にもルールがある

“ユニフォームには6インチ(15.2センチ)以上の大きさの背番号をつけなければならない”

ユニフォームには必ず背番号をつけなければなりません。選手交代時など、試合の進行に背番号の確認が必要となるからです。約15㌢以上からという背番号の大きさのルールについても、豆知識として覚えておくといいかも。

“名前をつけることが決定した場合は、チーム全員のユニフォームにつけなければならない”

また背番号の上のネームについては、つけるかつけないかをチーム全員で統一するように定められています。多くの球団が背ネーム入りのユニフォームですが、ヤンキースは背ネームを入れないクラシックなデザインのユニフォームを採用していますね。

禁止されているユニフォームの着方やデザイン

日本のプロ野球では、最近ではオリックスのチェック柄ユニフォームなど変わったデザインのものが登場することもありますが、デザインはどんなものでもいいわけではなく、禁止されているものもあります。

“ユニフォームには、野球用ボールをかたどったり、連想させるような模様をつけてはならない”
“ガラスのボタンやピカピカした金属を、ユニフォームにつけることはできない”

野球ボール模様のデザインはあってもおかしくないような気もしますが、考えてみると見たことがないですよね。プレーするのに紛らわしい、というのが理由です。ガラスや金属も、単純に危ないことに加えて、光が反射してプレーに影響が出る可能性があるからでしょう。

また、以下のような禁止事項も規則には記されています。ボロボロのユニフォームはNGなので、試合用のユニフォームはできるだけ試合だけで使用するようにした方がいいですね。

“袖がボロボロになったり、切れたり、裂けたりしたユニフォームおよびアンダーシャツを着てはならない”
“各自の両袖の長さは、ほぼ同一にしなければならない”
“ユニフォームの色と異なった色のテープまたはその他のものを、ユニフォームにつけることはできない”

投手に関するユニフォームのルール

“投手以外の各プレーヤーは、アンダーシャツの袖に番号、文字、記章などをつけることができる”

野手に認められている、アンダーシャツの袖に入れる刺繍やプリントは、投手では禁止されています。袖にマークがあると打者からボールのリリースが見えにくいからです。同じ理由でグラブも、複数の色の配色や、白色のものは禁止されています。また、リストバンドも投手はつけることができません。これは前述の理由に加えて、ボールにワセリンなどを塗って変化しやすくさせる「不正投球」を防ぐためです。

反対に、投手には許可されて野手には認められないルールもあります。

“各プレーヤーはコートを着て競技にたずさわることはできない。ただし、ベースコーチと走者となった投手を除く”

出塁した投手が肩や肘を冷やさないように、ベンチからウィンドブレーカーが運ばれるシーンはよく見られますよね。また、あまり見ないような気もしますが、実はベースコーチ(ランナーコーチ)もフィールドでのコート着用が許可されています。

ホーム・ロードユニフォームの違い

“各チームは、ホームゲーム用として白色、ロードゲーム用として色物の生地を用いて作った2組のユニフォームを用意しなければならない”

プロ野球に限ったルール。ホーム用は白ベース、ロード用は色物というのは全球団共通になっていますが、これはルールで決められていることでした。また、ユニフォームは3組以上用意することもOKで、各球団は「サードユニフォーム」や、期間限定、復刻版など、3組目以降のユニフォームにも毎年力を入れています。

ルールが適用されるのは公式戦だけ

これまで紹介してきたルールが適用されるのはあくまで公式戦だけとなります。プロ野球でもオールスター戦では、各選手は所属球団のユニフォームを着用しますし、学生野球でも練習試合では基本的に背番号をつけません。
ただ、練習試合でもチームでユニフォームをきちんと統一することが、相手チームや審判へのマナーとなります。ユニフォームが揃わなかったり、ジャージ着用の選手がいたりする場合は、相手チームと審判にあらかじめ断りを入れることを忘れないようにしましょう!

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