昇華ユニフォームとは
昇華プリントの概要
昇華ユニフォームは最近多くの野球チームで採用が進んでいる、注目のユニフォーム製造方式です。WBC日本代表の公式ユニフォームを始め、プロ野球では東京ヤクルトスワローズや福岡ソフトバンクホークスが採用をはじめました。それに影響を受け現在多くの社会人チームや学生野球チームでも導入が進んでいます。
昇華ユニフォームが登場するまでは、あらかじめパターン化されたデザインの生地に、切り抜いたマークを貼り付けるという”圧着マーク方式”が採用されていました。しかし、この方法はマーク部分のみがひび割れたり、剥がれたりと耐久性に問題があることも多く、生地の上に生地を貼り付けることからウェアに重さが生まれてしまうというデメリットもありました。
昇華ユニフォームでは生地の上に生地を載せるのではなく、生地そのものにインクを染め抜くという手法ですので、圧着マーク方式のデメリットを解消することができるのです。そのため、最近のスポーツユニフォームでは昇華ユニフォームはスタンダードな手法になりつつあります。
昇華ユニフォームのメリット
自由で制限のないデザインが可能
旧来の圧着プリントでは実現できるデザインに制限が多く、グラデーションや複雑な描写は再現することができませんでした。そのためある程度型にはまったデザインしかできなかったのですが、昇華ユニフォームは写真を印刷するようにユニフォームを作成するので、おおよそ全てのデザインを再現することができます。極端な話ですが、写真を服のデザインに貼り付けることだって可能なのです。
そのためオリジナリティのあるデザインを追求することが可能です。
耐久性
昇華ユニフォームでは生地そのものにプリントをするため、生地は基本的に重ねられることはありません。そのため圧着式のようにチームロゴなどが剥がれることはあり得ません。ひび割れなども起こらないため、長い期間を使っていただけるユニフォームを生産することができるのです。
軽いユニフォーム
昇華式プリントでは生地に生地を貼付けるのではなく、一枚の生地に加工をしますので、その分軽く動きやすいウェアを実現できます。刺繍や圧着マークと違い、手触りもごわごわした感じは一切なく、ナチュラルな着心地を約束できます。また通気性もよく、夏の暑い試合中も快適に、プレイに集中できます。