野球をしている方、されたことがある方はよくわかると思いますが、選手にとって「ユニフォームをかっこよく着こなす」のはけっこう大切なことです。そして、そのユニフォームの着こなしは、プロ野球を見ていると日本とメジャーリーグでいろいろと違いがあることに気がつきます。
そこで今回は、日米でのユニフォームの着こなしの違いや、最近の着こなしの流行なんかも紹介していくので、ご自身のユニフォーム選びや着こなし方にぜひ参考にしてみてください!
「きっちり着こなすNPB」と「着くずす選手が多いMLB」
日本の野球界ではユニフォームは「きっちり」着こなすことが当たり前で、ボタンを開けるなどの自由な着こなしは許容されにくい雰囲気があります。対してメジャーはというと…
第一ボタン、または第二ボタンまでも開けてラフに着くずす選手がとても多いです。チャップマン選手やヘルナンデス選手はいつもこの着こなしなので、たまたまボタンが開いてしまっているわけではなく、意識してやっていることなのでしょうね。
また、ボタンに限らず独特の着くずしたスタイルのメジャーリーガーも。
そんな選手でまず思い浮かぶのは、バッティングフォームも独特なペンス選手。いつも膝の上までユニフォームをまくって、まるでハーフパンツのように着こなしています。
ロドニー選手も独特の着こなしをする選手です。常に帽子を斜めに被っています。ピッチングでずれてしまっているわけではありませんよ!
日本の野球は細かくてアメリカの野球はおおざっぱというイメージはありますが、プレーだけでなく、ユニフォームの着こなし方を見ても、国民性の違いのようなものがとても感じられますね。
オールドスタイルの選手が多いのはNPB?MLB?
ユニフォームを膝下くらいまで上げてストッキングを見せる「オールドスタイル」の着こなしは、イチロー選手をはじめ、俊足の選手に多いイメージがあります。
現在の主流の着こなしはストッキングを完全に隠す「ロングスタイル」。オールドスタイルの選手は少数派です。日米でどちらがオールドスタイルの選手が多いかということですが、全体的な比率はあまり変わらないのでないでしょうか。
しかし、投手に限ってはこの比率が大きく異なります。メジャーでは、エース級やサイヤング賞受賞者をざっと見渡すだけでもプライス選手、ストラスバーグ選手、ディッキー選手など、オールドスタイルの選手がたくさんいますよね。
対して、NPBでオールドスタイルの投手はほとんど見かけません。現在、常にオールドスタイルの着こなしをしている投手となると、カープの中崎選手くらいでしょうか。投手だけ、はっきりとオールドスタイルの着こなしの傾向に違いが出るのは不思議な気がします。
後編に続く
野球ユニフォームの着こなし。日本とメジャーで違いはある? | 後編