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野球ユニフォームの着こなし。日本とメジャーで違いはある? | 前編
アンダーシャツは日米ともにクルーネックが主流
メジャーでは、アンダーシャツはクルーネックタイプ(丸首)のものを着用する選手がほとんど。肩まわりがガッシリしているとクルーネックはよく似合います。
日本では数年前までハイネックのアンダーシャツが主流でした。ネックの部分に入るネームがかっこいいですね。
ここ数年で日本でも一気にクルーネックのアンダーシャツを選ぶ選手が増え、2016年のシーズンはほとんどの選手がクルーネックを着用していた印象もあります。高校野球でも同じ現象が起こっていますね。
「大きめのサイズ感・袖の長い着こなし」の選手は日本に多い!
次はユニフォームのサイズ感に注目。日米どちらも普通のサイズ感の着こなしが主流ですが、NPBの方が大きいサイズ感・袖が長い着こなしの選手が多い印象です。
対してメジャーでは、そういった着こなしの選手は少ないように思われます。ジャストのサイズ感の着こなしの選手がほとんどです。やっぱりメジャーリーガーは上半身の厚みがすごいので、ユニフォームはタイトなサイズ感だとより体格ががっちり見えますね。
日本でもメジャースタイルの「帽子のつば」が増えている!?
ユニフォームの着こなしを語るには帽子も外せない要素です。メジャーの選手は、つばがまっすぐな帽子を被っていることが多いイメージがあります。日本の球界では、帽子のつばは多少曲げるのが一般的です。
しかし最近は日本でも、まだまだ少数派ではありますが、つばがまっすぐなメジャースタイルの帽子を被る選手が増えてきました。高校野球では数年前のような、つばを深く曲げた形の帽子はあまり見かけなくなり、流行が移り変わっているのを感じます。
クルーネックのアンダーシャツのように、これからは帽子もメジャースタイルが主流になっていくのでしょうか?
今後の着こなしの変化に注目!
日米のユニフォームの着こなしを比べてみて、日本球界での着こなしは、おそらくこれからも変わっていかないだろう部分と、変わっていきそうな部分の両方があるのではと思いました。
日本では学生野球の教育が厳しいですし、国民性的にもきっちりしているところがあると思うので、ユニフォームのボタンを開けるような自由な着こなしは普及しにくいでしょう。ですが、クルーネックのアンダーシャツが流行しているように、つばがまっすぐな帽子やオールドスタイルの投手が増えていく可能性は十分にあります。ぜひ今後は、日米でのユニフォームの着こなしの違いや変化に注目しながら野球を見てみてください!