前編は下記のリンクから。
オーダーの参考になる?変わったデザインの野球ユニフォーム | 前編
ノースリーブのシャツ
野球・ソフトボールのユニフォームはノースリーブでもOKです。ノースリーブのシャツは女子ソフトボールでよく見られますね。プロ球団の場合、現在はロッキーズがNPB・MLBで唯一ノースリーブを採用しています。
では、過去にはどうだったのかというと、日本の場合は中日が1968年(1988年に一度復刻)、ロッテが1988年に採用したのみ。対してメジャーリーグでは、ダイヤモンドバックス、パイレーツ、レッズ、アスレチックス、レンジャーズなど過去に採用していた球団がたくさんあり、日米で大きなユニフォーム文化の違いがあることがわかります。
また、今後のノースリーブシャツの普及について考えてみると、日本では「袖に広告を入れることができない」ということがネックになるのではないでしょうか。メジャーではユニフォームに広告を一切入れないので、日本に比べて、ノースリーブのシャツは今後も採用されやすい環境にあると思います。
個性的なカラーリング
さて、ここからはカラーリングに注目していきます。まずは70年代から80年代にかけてのパイレーツ。このユニフォームはデザインが派手なことで有名で、黒に原色の黄色というカラーリングが強烈です。
また帽子の形にも注目。筒形でてっぺんが平らになっている形は「ピルボックス型」と呼ばれるもので、この型はベースボール草創期に被られていたタイプのものになります。
またパドレスも、先ほどのパイレーツによく似たデザインのユニフォームの時代がありました。パイレーツは黄色に黒ですが、パドレスは黄色に対して、ユニフォームでは珍しい茶色というカラーリングです。
そして、実は2016年のペトコ・パーク(パドレスの本拠地)で開催されたオールスターゲームでは、この茶色ユニフォームをモチーフに作成されたユニフォームが、ホームランダービーで着用されました。
続いては、緑のアンダーシャツに黄色のノースリーブのシャツという、ド派手なアスレチックスのユニフォーム。緑と黄色というチームカラーは現在と変わりませんが、原色の色使いが強烈です。
アストロズの「レインボーカラー」ユニフォームも派手だということで有名です。胸の大きな星マークにもインパクトがありますね。