ユニフォームのチームオーダーを上手に進めるために大切なポイントを、シミュレーションの流れに沿ってまとめてみました。これからチームオーダーを考えている方、オーダー案がまとまらずに悩まれている幹事の方はよかったら参考にしてみてください。
ユニフォームオーダーの幹事になったら
オーダーの幹事を担当することになると、それぞれいろいろな考えのあるメンバーの意見を調整していくのが大変ですよね。大人数のチームであれば、細部のデザインまで話し合って決めようとするとなかなか先に進めません。
そこで、幹事としてオーダー案をまとめる打ち合わせをスムーズに進めていくためには、オーダーのシミュレーションを段階ごとに整理して、大切な事柄や決めやすい事柄から順番に話し合っていくことが大切です。今回は一例としてシミュレーションの手順を作ってみました。以下でその手順と、ステップごとのポイントやアイディア例などを紹介していきたいと思います。
【1】基本的な仕様を決める
最初に背番号・背ネーム・胸番号・袖マークの有無を決定しておくとオーダーがスムーズになります。この基本的な仕様は「所有はチーム・個人どちらになるのか」「所属連盟のルールはどうなっているのか」といったチーム事情によって決まってくる部分が大きいので、今後の活動プランを考えた上で決めていくようにしましょう。
【2】チームカラーを決める
詳細なデザインに入る前に、まずは「チームを象徴する色はこれだ」という1色を考えてみるのがおすすめです。例えばプロ野球でいうとカープなら赤など、チームそれぞれにシンボル的なカラーがありますよね。チームカラーに迷ったときのためにアイディア例をいくつか挙げてみます。
・企業マークの色などメンバーの所属団体から考えてみる
・メンバーの性格やチームの雰囲気を色で表現する(情熱的=赤・クール=青など)
・趣味や出身地などメンバーに共通するものから考えてみる
・プロ野球や高校野球のチームユニフォームを参考にする
・サッカーなど他スポーツのチームユニフォームも参考にしてみる
またこの段階で、同じ地域内などで対戦相手になりそうなチームのカラーも一応チェックしておくといいのではないでしょうか。
【3】ボタンタイプを決める
チームカラーが決まれば、次はボタンタイプの選択。現在、全体的な数としては上から下まで全部ボタンがついていて前が開けられる「フルオープン」タイプのものが多くなっていますが、首元にしかボタンがついていない「ハーフオープン」タイプのものも着脱が楽でいいですよ。機能的にはプレーに関わるところで何も変わりはないので、見た目の好みで選んでしまって問題ないでしょう。ハーフオープンは高校野球で比較的よく見られますね。
【4】ベースデザインを決める
具体的なデザイン案として、まずはベースデザインからです。先ほどはチームカラーがチームのシンボル的なものと述べましたが、このベースデザインもまたチームのシンボルになる大切な部分。例えば、タイガースなら「縦縞」がシンボル的なデザインになっていますよね。チームカラーとの相性なんかも考えて、これだというものを探してみましょう。オーソドックス・クラシックはもちろん、迷彩やグラデーション、アシンメトリーなんかもいいですよ。
【5】ベースカラー・おおまかなカラーリングを決める
チームカラーとベースデザインを踏まえて、次はカラーリングの考案。まずはベースカラーを決定します。合わせて、ベースカラーに対してマークの色やラインの色をどう組み合わせるかという、おおまかなカラーリングも考えてみましょう。チームカラーをどのように使うのかがポイントになってきます。
例えばプロ野球のホーム用なら、ベースカラーは白でマーク・ラインがチームカラーになっていますよね。ビジター用の場合はチームカラーをベースカラーにしていることが多いです。また、黒やグレー系、ネイビー系のベースカラーに、マーク・ラインでチームカラーを組み合わせるパターンもあります。
また、この段階でアンダーシャツの色も一緒に考えておくのがおすすめです。アンダーシャツはチームカラーもしくは黒というのがオーソドックスなパターンですが、アトランタ・ブレーブスのように、アンダーシャツで3色目(ベースカラー=白・胸マークとライン=赤・アンダーシャツ=ネイビー)を取り入れるパターンもありますよ。
最後に細かなカラーリングやマークのフォントを考案
ここまで順調に決まってくれば、後はマークのフォントや枠線の色などより詳細な部分の選択になりますね。基本的な方針はできるだけしっかり話し合って決め、細部のデザインは幹事が完成案まで作成し、意見が出れば修正するという流れで進めていけば、上手にオーダー案をまとめていけるのではないでしょうか。ぜひ納得のいくユニフォームオーダーを完成させて、チーム結成の弾みにしてほしいなと思います。