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メジャーリーグ、全球団が1日限り着用する特別なユニフォームとは?前編
5月最終月曜日「メモリアルデー」
アメリカでは、5月の最終月曜日は兵役中に亡くなった方を追悼するメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)という祝日です。この日、メジャーリーグでも兵役中に亡くなった方に敬意を払って、全球団がカモフラージュ柄仕様のユニフォームを着用します。
カモフラージュ柄の色や細かなデザインはシーズンによって異なります。
ロゴのアップ。細かいドットで模様を構成する「デジタルカモフラージュ」という柄です。
試合前には各球場で黙とうがささげられます。
7月4日「独立記念日」
7月4日は、アメリカでは最も重要な祝日である独立記念日。この日メジャーリーグでは、星条旗をモチーフに赤色、青色、星の形をあしらった特別仕様のユニフォームが着用されます。
ハーパー選手はバットも星のデザインが入った特別仕様。
少しわかりにくいですが、帽子に星のデザインが使われています。
また、2016年のシーズンでは独立記念日を祝う行事の一環として、前日の3日にマーリンズ対ブレーブス戦がノースカロライナ州・フォートブラッグ陸軍基地内の野球場で行われました。
軍に感謝を示すためにMLBと選手会が基地内での試合を企画し、1万2500人収容の球場がこの日のためだけに建設。基地内でプロスポーツの公式戦が行われるのは初めてということもあって、全米で中継されるなど注目を集めました。
この試合でも独立記念日仕様の特別ユニフォームが着用されました。
特別ユニフォームの意味を知って試合を観よう!
母の日・父の日は、バットやスパイクなど選手の道具をいろいろと比べてみるのも試合の楽しみ方のひとつです。またロビンソンデー、メモリアルデー、独立記念日はアメリカでプレーする選手にとって特別な日となるので、その日のユニフォームの意味や歴史背景はぜひ覚えておきましょう!